フランス食品振興会 SOPXA のメルマガ記事からの抜粋です(一部中略)。
心筋梗塞を患った患者に対し、節度ある赤ワインの摂取は、血液の流動性を改善し、コレステロール値を下げ、抗酸化力を高めるという結果が、このほどブルゴーニュ大学の研究調査で明らかになった。
研究を行ったのは、ブルゴーニュ大学代謝・栄養生化学研究所のノルベール・ラトリュフ教授。
同教授は、ワインに含まれるリスベラトロールに抗ガン作用があるという研究成果を、2002年に発表している。
「毎日の節度あるワインの摂取が、心臓病の初期予防に効果があることは多くの資料で裏付けられいますが、今回の研究は、心筋梗塞の手術後の患者に対して、赤ワインの摂取の効果を見極めるところにオリジナリティがあります」とラトリュフ教授。
実験では、心筋梗塞の手術を受けた60歳前後の男女合計29名の患者を15名と14名の2グループに分けた。
いずれのグループも、3週間、地中海流の食事(オリーブオイル、魚、果物、野菜)を食べた。
しかし飲料は異なり、1つのグループは15日間、昼と夜に一杯ずつ、合計一日あたり250ミリリットルの赤ワインを飲んだ。もう一方のグループは水のみを飲んだ。
短い期間でありながら、決定的な結果が現れた。
「ワインを飲んだ人は、血液中の悪玉コレステロールの値が18%落ちました。一方、水を飲んでいた人は、わずかに5%落ちただけでした。さらにワインを飲んだ人は、抗酸化力や血液の流動性も向上していました」。
なお、実験で使用した赤ワインは、タンニンが豊かな熟成型の赤ワインだと教授は明らかにした。
(Le Bien Public,9/1; spiritueux.fr,9/2(出典はAFP))
ワイン以外のアルコール飲料との比較もあれば良かったですね。
それにしても被験者の方たち、昼間からワインを飲んで楽しくおしゃべりしたんでしょうか!
それだけで病気、治りそう(笑)