チーズにも旬がある
昨晩は中秋の名月を愛でた方も多かったと思います。すっかり秋めいてきましたね。
秋の食材の食欲をそそることといったら!
じつは、チーズにも「旬」があるんですよ。
春~初夏はシェーヴルの季節
春はヒツジやヤギの出産の季節。だから、羊乳や山羊乳チーズの旬は春~初夏です。
羊乳チーズ(ブルビ)は日本人には馴染みが薄いですが、イタリアやスペインではメェ~ジャーなんですよ。北海道でも羊の産地では作られているようです。
山羊乳のチーズ(シェーブル)はホロホロと崩れやすいので、小型のものが多いです。チーズが若いうちはクセも少ないので、フレッシュなタイプがおすすメェ~。
北海道産では七飯町の『山田農場 チーズ工房』や『十勝ランランファーム』の山羊乳チーズが有メェ~です。
作る季節でチーズの味が違う
私が好きなセミハードタイプに、八雲町の『チーズ工房 小栗』が作る「ペレ」があります。
このチーズは牛乳製ですが、季節ごとに味が変わります。牛が食べた草の味がはっきりとわかります。
夏草を食べたお乳で作ったチーズは、本当にフレッシュなハーブのような香りがするんですよ!
秋~冬のチーズ
秋~冬にだけ登場するチーズもたくさんあります。
「コンテ」と兄弟の「モンドール」。フランスでの生産量が最も多い大きな円いチーズ「コンテ」は夏場の豊富な牛乳で作られます。
一方、同じ産地で冬場に作られるのが「モンドール」。カマンベールを大きくしたような形で、もみの木の板で作った棚にのせて熟成し、同じくもみの木の皮で作った「輪っぱ」を巻いて出荷される香ばしく濃厚な味わいのチーズです。
秋にリリースされるトロトロのモンドールとワインのマリアージュたるや、、、悶絶!!!