初めてワインぶどうを収穫
先日、洞爺湖畔の『月浦ワイン』さんのぶどう畑で、収穫のお手伝いをさせていただきました。
初体験です。仕事明けの眠い目をこすって朝8時に集合!
雨の中の作業
午前中はあいにくの雨...。
雨に濡れたぶどうは腐りやすいので収穫できないのです。
そこで、本格的に摘む前の準備として「腐れ」(腐ったり傷んだりしている実のこと)取りをすることになりました。
いざミュラートゥルガウ(白ぶどう)の畑へ!
土砂降りの中、先の細い鋏を使って、腐れを取ります。
言葉でいうのは簡単なのですが。
合羽もだんだん雨がしみてきて、パンツまでびしょ濡れ...。
ミュラートゥルガウは果実同士が密着しているため、風通しの悪く「房の内部の果実」にカビが生えやすいのです。
ですから、房の内側にそおーっと先の細いハサミを入れて・・・おっと、ほかの実を傷つけてはいけません。
これを雨の中で3時間以上もやっていると、私のような軟弱なソムリエは気が狂いそうになります。
途中お日様が顔をだすと、「神様ぁーっつ!」っと叫びたくなりました。
午後はドルンフェルダーの収穫
お昼ご飯を食べて、シャツと靴下を着替えて(パンツは替えがなく湿ったまま・・・)、雨が上がったので、いよいよ収穫です!!
ドルンフェルダー(黒ぶどう)の畑は、風通しがいいおかげで、すでに房は乾いていました。
腐れを取りながら、丁寧にどんどん摘み取っていきます。
中腰の位置にブドウの房があるので、これまた結構ハードです。他のお手伝いの方たちは手慣れたもの!
ぶどうの実を潰さないよう、まず小さなバケツに収穫した房を入れていき、一杯になったらやや大きいカゴに集めていきます。
バケツはすぐいっぱいになり、バケツいくつ分摘んだだろう...ひたすら摘み続けましたー。
貴重なぶどう収穫体験
さて、収穫を体験してみてわかったこと。
- 農家の方はすごい!もう足を向けて寝られません。
- 収穫する方たちのモチベーションは非常に高く、「手摘み」のメリットは大きい! 機械収穫ではどう頑張っても、このきめ細かい配慮はムリ。
- このように丁寧な収穫作業は、今は結果が出なくとも、ブドウの樹齢があがったり、栽培技術が進んだりした時に、美味しいワインが造れるベースになる。
- だから「ワインの値段が高い」のは、ちょっとだけ我慢することにする!
などなどです。
この他にも書ききれないほど発見がたくさんありました!
やはり「百聞は一見に如かず」ですね。
月浦ワインの岸本さん、誘っていただいてありがとうございました。
来年も手伝わせていただきますので、よろしくお願いしまーす!